LIVE THE@TER HARMONY 07 / BIRTH
LIVE THE@TER HARMONYシリーズ第7弾。2015.1.28、プラチナスターライブシーズン4の終了と同時に、08と並んでリリースされた。第7弾は、菊地真、舞浜歩、三浦あずさ、萩原雪歩、矢吹可奈の5人。真がリーダーを務めた。
01: Birth of Color / BIRTH
02: WORLD WIDE DANCE!!! / 菊地真 (平田宏美)
03: ユニゾン☆ビート 舞浜歩 (戸田めぐみ)
04: 月のほとりで / 三浦あずさ (たかはし智秋)
05: Impervious Resolution / 萩原雪歩 (浅倉杏美)
06: おまじない / 矢吹可奈 (木戸衣吹)
07: Welcome!! / BIRTH
01: Birth of Color / BIRTH
『クールも かわいいも 叶えてゆける』
BIRTHのユニット曲。ストリングスと鐘の音と軽やかなピアノが新しい夜明けを感じさせる。「クールも かわいいも 叶えてゆける」というフレーズに一歩成長した真の姿が浮かぶ。
雪歩(浅倉杏美)+真(平田宏美)という鉄板コンビに加えて、あずさ(たかはし智秋)、歩(戸田めぐみ)、可奈(木戸衣吹)が加わるのは異色と言っていい組み合わせだが、だからこそ生まれる化学反応のようなハーモニーが面白い。
そして、そんな取り合わせをしっかりと纏めるだけの懐の広さがこの曲には感じられる。
02: WORLD WIDE DANCE!!! / 菊地真 [ CV.平田宏美 ]
『想いのままに フロアを揺らせ』
ちょっとダンディー(?)でイケメン路線、Master Artist 3の『絶険』に続き難しい曲にチャレンジし続ける真。
特にサビから一気に加速する(本当にBPMが上がる)展開には意表を突かれる。
真に限らず、LTHシリーズでは765Pro ASメンバーには比較的難しい曲が渡されているように思える。
それは表現の仕方が難しい曲であろうというものであったり、キャラクターの心情から敢えて離れた、キャラクターソングでは無いアイドルソングとしての曲であったりだが、そこは長い経験を積み重ねた”先輩”としての力量を信頼しているところがあるのだろう。
04: 月のほとりで / 三浦あずさ [ CV.たかはし智秋 ]
『孤独の森に 迷い込んだ日
光に照らされた 君と出会ったんだ』
しっとりとした幻想的なバラード。『隣に・・・』のように壮大なバラードも似合うが、このような静のバラードもまた、あずささんに似合う。どちらかというと元気な曲や格好いい曲が多いミリオンの曲において、一服の清涼剤といえる。
最近のキング(たかはし智秋)のジューシーさからは正反対な曲である所も面白いだけに、もし10thで歌われることがあればしっとりモードのキングもまた楽しみである。
05: Impervious Resolution / 萩原雪歩 [ CV.浅倉杏美 ]
『悲しみがくれた一歩が 明日の私が笑う理由だよ』
雪歩のイメージを覆すような、全開のサイバーロック。雪歩の格好いい曲と言えば『Kosmos, Cosmos』のようなプログレハウス、もしくはロックでは『Inferno』があるが、ここまでゴリゴリの曲は初めてかもしれない。
しかし、雪歩の線の細い中にも一本芯が入った声とシンセの音が融合して、雪歩こういう曲もいけるんだと新しい一面を見せている。
やはり765 Pro ASのメンバーは難しい曲を渡されている気がする。
ちょうどプラチナスターライブ シーズン4期間に開催されたイベント「神vs魔!ホーリーナイトラウンド」の入賞報酬となったカードとイメージが近く、その事でも話題となった。
ちなみに作詞はZAQが担当している。
06: おまじない / 矢吹可奈 [ CV.木戸衣吹 ]
『音符と音符が出会って 並んで弾けて歌になる
くちびるから今こぼれた』
劇場版アイドルマスターでは大変な役割を担うことになったおかげで、ミリオンライブの中では一番の知名度かもしれない人その2。
歌は下手だけどそれ以上に歌うのが大好き、矢吹可奈の曲。イメージカラーはオレンジ。
前曲『オリジナル声になって』では少し儚げな曲調で「やっぱり、歌が大好き・・・」と歌う可奈にノックアウトされた劇場版経験Pが続出、泣ける曲としての定番となった。が、本来の可奈の性格を考えるとこちらの『おまじない』のように、元気でポジティブな曲の方が”可奈らしさ”が出ているといえる。
明るく跳ねるサウンド、要所で入るクラップ、歌から「楽しさ」が溢れてくる。ステージ上で楽しく歌う可奈(木戸衣吹)の姿に会場がどんどん引き込まれる。10thライブでは是非その姿を目撃して欲しい。
<中の人>
木戸衣吹さん、愛称は「木戸ちゃん」など。17歳でミリオンライブの最年少。
SSAライブでは興奮と緊張から涙ぐんでしっかり歌えなかった木戸ちゃんだったが、ミリオン1stライブでは堂々としたステージを見せ、さらにミリオン2ndライブでは最後の挨拶コーナーで他の出演陣が涙ぐんでいく中、掴みの一言で湿っぽい空気をガラッと変え、他のメンバーに対しても「泣きたいときは泣けば良いんだよ」とフォローを入れるなど、短期間で恐ろしいまでの成長を遂げている。
目線や仕草まで一挙手一投足に気を抜かない。そんな木戸ちゃんのステージには、まさに魂が宿っている。
他作品では、『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』の姫小路秋子役、『彼女がフラグをおられたら』の菜波・K・ブレードフィールド役など。
総評
木戸ちゃんはきっと大物になると思います。
ランティス (2015-01-28)
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